聞きかじり!! (ダメじゃん・・・)
サギSOS



 「同人の通販とか始めたばっかりー」的なヒトにはぜひ読んでいただきたい、でも内容はそんなにナイ(笑)、サギについての短文ですー。
 タイトルにもあるとおり、実体験もちょいありますが、聞きかじりメインのマメ知識です。
 「ここ間違ってる!」とか、「こんなサギもあるよ!」など、なにかありましたらゼヒゼヒ聞かせてくださいませ!!。

通販サギ


 通販サギとは・・・品物を買おうとお金を払ったのに届かないこと。

 当たり前だが犯罪だ。

 通販したものを楽しみに待ってる買い手さんにはつらすぎる行為。
難しいのは、世の中、意外に『郵便事故』があるということ。


 これを減らすためにも、ある程度の用心は必要。
たとえば、

○ 相手に出す手紙の封筒にはきちんとリターンアドレス!!。
 (開封されずにポイ、または返却な可能性あり)。

○ 同人封筒は使用しない。
 (事故多発ともいうし、イヤがる人もいる。初めて手紙のやりとりをする人や、通販に使うのは非常識)。

○ 正しい あて名を書いたアテナカードを用意する。
 (丁寧に、油性または耐水性のペンで。エンピツはもってのほか。色は黒が一番)。

○ 小為替とか切手とかが封筒から透けて見えないようにする、など。
 (ちなみに小為替は折ってはダメ。小為替の流用もしない方がいいです)


 買い手からサークルへ、サークルから買い手へ、このどちらかで事故が起きている可能性があるので、アッサリと「サギだ!!」と決め込むのも早合点っス。



 たいていのサークルさんは、通販処理をする期間をもうけています。
情報ペーパーに書いてあるか、まずそれをチェック。

 早いトコだと二週間くらい、通常は三ヶ月ほど。もっとかかるトコもあるかも。

 てワケで、その期間がくるまでは地道に待とう!!。
ペーパーに何も書いてなかったら、やっぱ三ヶ月過ぎくらいが目安だと思います。



 期間がきてもやっぱ届かない!!。
その場合、サークルさんに手紙を出そう!
 
 内容は、
「○月○日頃に通販の申し込みをした うちはサスケ(もちろん本名でね) と申しますが、まだとどきません。事故かと思い心配で連絡しました」
くらいでいいかと。

 買った品物と、見たペーパーの番号・または雑誌名なんかも書くと分かりやすい。
 小為替の控えのコピーを同封するヒトもいるようです。

 当たり前だけど、この時点で、
「どーゆーコトっ?!!。てめーサギか?! ああ?!」みたいな口調じゃアカンっす。
 アナタは全く悪くないが、社会人として丁寧なタイドが当たり前。


 ここで、返信用封筒 (または80円切手) を同封するかどうかは意見の別れるトコロらしいです。
 実は私はまだ こーゆうお問い合わせを受けたこと&したことがないので、よく分かりません。
 ま、もし私が出す立場だったら一応同封するかな。
もし私が受け取る立場だったら返信連絡は自分負担でやりますね (つまり80円切手は返す)。


 ここで連絡がこなかったら、サギの可能性濃厚(悲)。
事故ってたら事故ってたで、フツーのヒトなら返事をくれます。

 たいてい、
「うち (サークルさんのとこ) に届く以前の郵便事故は責任もてません」
ってトコが多いので、この場合は品物は『買ってない』ことになるため届きませんが。



 いくらなんでも二回も郵便事故ってのは考えにくいですね。
問い合わせの返事がいくら待っても来ない。
 こーなったら、郵便局に行くべし

 通販の品物を小為替で買っているなら、自分の持っている控えを見せて、為替が換金されてるかどうか調べられます。
 で、換金さしおさえができます。
相手が現金にしようとした時、それを止められるそうっス。
ここらへんは、スミマセン、私はやったことないので伝聞ですが。

 けっこう、額がそれほどではないので ここまでしないで泣き寝入っちゃうヒトが多そう。
 まあ私もそう(←オイ)。

 ここから先は警察です。
サギの被害者として話を聞いてもらうべし。



 
とりあえずの予防法。

 小為替の控え(受領証)をちゃんととっておく。
これが一番。
 流用 (ヒトから受け取った小為替を、換金しないで別の相手とのやりとりで使用すること) をしない方がいいというのは、この受領証がないからなんですね。

 切手での買い物オーケーなトコもありますが (私のサークルもそーです)、『けっこう高額』の場合は避けた方がいいと思います。
 切手だと、郵便事故った時の保障がなんもないっスよ。
サギの場合でもね。

 通販申し込みの手紙をいつ投函したのか、何をいくつ買ったのか、メモも一緒にしておくといいです。




 でも、通販サギってそんなにナイと思う。個人的には。
信用モンダイだから、同人続けたい、自分の描いたもの見て欲しいってヒトは やんないでしょ。

 悪質なのは、自分の作品でサギるんじゃなくて、人気サークルさんとかの作品を勝手に雑誌の同人誌紹介コーナーに送って、申込者の小為替パクるようなヤツ。
 こーゆーヤツには上記の理屈は通用しねーよなー。
地獄に落ちろ、ってカンジ。
 掲載する雑誌とかできちんとチェックして欲しいものです。


 通販サギと同じなんですが、
『コスプレ衣装譲ります (とかいってて売るトコのが多いが)』
『中古同人誌、安価で売ります』

 とか、こーゆうのも予防法は一緒。
コスプレ衣装とか、万単位になるのもザラなので、注意深くいきましょう。




委託サギ


 けっこう多くのヒトがハマる落とし穴・・・と思われる、委託サギ
かくいう私も (多分) 被害者だ。


 委託というのは、
『ヒトの商品を預かって代わりに販売すること。売れたらその代金のうち、数割を手数料として販売者がもらい、残りは持ち主に返す』
というもの。

 同人界の場合は、あるサークルの同人誌やグッズを別のサークルさんに預けてイベント売りしてもらうことを指す (通販代行してくれるトコもあり)。

 手数料は品物の二割から四割くらいが相場(多分)。
買い取りや期間限定の委託など、条件によって多少かわる。




 『委託』。
これ自体は大変いいアイデア。
 社会人とかでめったにイベントでられないヒトは、自分のグッズを代わりに販売してもらえるなんて嬉しすぎだし、委託者さんも手数料が入る。遠方のイベントのお客さんの目にもとまるしね。
 このため、委託者さんをボ集しているサークルさんは多い。


 が、ネット界で一番トラブりやすいのが掲示板なら、同人界だとこの委託モンダイだと思われる。

 預かって販売するヒトを『売り子』、委託をお願いするヒトを『依頼人』としてみてみると、サギはどちら側にも起きる可能性アリ。




 まず、『売り子サギ』

これは、預かった品物をきちんと売らない。
最初から売る気がない。
 ―――― というのがいます。


 つまり、手数料目当てなんですね。
手数料を先払いさせるよーなトコに多いみたいです。

 または、預かったそのグッズを自分のものにしちゃうためとか。(買い取りの委託ならアリですけど)。

 手数料とって品物預かって、そっこーで それを古本屋に売ってお金にしちゃう・・・なんてヒドイことするヤツもいるらしい (そして即、音信不通になっちゃうという・・・)。



 ほかには、売上げ金払わないサギ
ちゃんと売ってるんだけど、売上げ金を送ってくれない、というもの。

 『依頼人』からすると、
「売れてないから送金してくれない」のか、「売れてるけど、サギだから送金してくれない」のか、分かりにくくて困る。

 「委託状況どーなってるんですか?」、って手紙出してもナシのツブテだったりするとサギの可能性アリです。注意!。




 次に、『依頼人』の方がやるサギとしては。
マジメに委託品をがんばって売ってくれた『売り子』に対して、手数料を払わないというもの。
 これは防止法は簡単で、最初から手数料をさっぴいて送金すればいいだけの話なのでモンダイはない。


 ほかには、
『買取委託』で、お金をはらってから委託グッズ送ります!!、というもの。
 これは通販サギと同じく、お金払っても品物が来ない、という状況が考えられます。


 あと、送った品物の数が違うとかうーとかあーとかナンクセつけられないよう、ちゃんと領収証とかをきちんとしてれば大丈夫でしょう。

 委託に関しては、とにかく『売り子』さんの良心にかかってると思います。




 ここからは伝聞のハナシです。
ある同人のCMペーパーで話題にあがっていたもので、確認はとれてないのですが (この記事を書いた方も人づてとのことなので)、

 記事を要約すると、



 ―――― たくさんのCMペーパーに『委託します』と、CMを掲載しているあるサークルがありましたとさ。
 CMを見たヒトが、良心的そうだし、と思って問い合わせると、
『委託費○○円かかる』といわれ、
 代金と委託商品を送ると、
『諸経費が入ってない』と、さらに追加の代金請求。

 ほかにも『ジャンルが違うから手数料が必要』など、当初の条件になかった上乗せ要求をされてしまう。
 完売したという連絡がきても売上げが送られてこない。〜



 ・・・・・・・・完璧サギですな。

 これ、どのサークルがやったことなのか (つーか、そのサークルがホントに存在して活動してるのか 知らんが)、その具体的名前はペーパーには書いてなかったんですが・・・・・。



 ・・・・・えーっとですね。
最初に断っておきますが、ここから先は私の推論をもとに書いてるので、事実とは全然限らないんですけど!!(力説)。

 多分、私このサギサークルにアクセスしたことあるんですよ・・・(泣)。
 記事を読んでて、「あれ?」と思い当たったんですが。
「多分あそこのこと言ってんだろーなぁ」、と。

 私も、いくつかのCMペーパーを見てそのサークルに手紙を出したんです。

 手紙の内容は、
『委託について、詳しく教えて欲しい』
と、
『CMペーパーに参加したい』
の二点。

 そのサークルは委託のCMだけじゃなくてCMペーパーの参加募集もしてたんです。

 (ここで補足。CMペーパーというのはいろんなサークルのCMを集めて発行したPR紙。参加費を払うと既定サイズのCM原稿を載せてもらえる。リーズナブルに参加できるので人気が高い。
 イベントには出ず、自分のペーパーとCMをメインに活動しているヒトも多いようだ・・・・・って、私も現在ほぼそう)


 で、返事が返ってきたんですが。
まずビックリしたのは、
『CM料金が変更になったのでお知らせします』

 つまり、CMペーパーに載せてた料金より値上がりしたというんですね。
 言いたかないが、この時点でバリバリサギです・・・。

 かなり多くのCMペーパーに載せてるし、参加者はその値段も考慮に入れて参加してるわけですよね。
 値上がりしたのは多分、六十円とかそこら(ウロ覚え)だったと思うんですが、どんな都合で料金変更してんだか、そこらへんの説明はナシ。

 マックにバリューセット買いに言ったら、
「コマーシャルでは500円だけど600円にしちゃったんですーv」
ってワケにはいかんだろ。

 安めの参加費にしてたら多く希望者が出すぎて、赤字発行になっちゃう・・・、なんて状況だったとしても、CMうった責任とって、そのまま敢行するのが通常でしょう。

 いくら小額でも、ちょっと常識のないタイドにビックリしつつも、手紙の続き(とはいってもワープロで打ったコピーの短いものだったが)に目を通すと、

『で、この値段変更の知らせの分のミニレター料金60円も合わせて払ってね』
 という意味の文・・・・・・・・・・・。


 すげーよアンタ・・・。
アンタの勝手な都合の値上がりに、その連絡費まで俺持ちなのか・・・、あんたどこの女王サマだ?!!!。

 いやー、ホントだったらこの時点でキレたかったんですが。
手紙のラストに、
『もう印刷まわしました』って文があって。

(あ、もう私のCM、印刷にいってるんだ・・・。
じゃあゴネたりしたら悪いな・・・。
確かにこのCMペーパー、すごい部数発行してくれるみたいだし、
(←あ、もうこの辺りで私がどのCMの話をしてるのか分かってるヒトがいる気がする・・・・・)、
そう考えたら値上がりしても安いかなー・・・)

 と考えて、払いましたよ。ミニレターの分もね。


 この時、すでにこのサークルさんに対する不信感がちょっとあったので、委託はしませんでした。
 委託の説明もあったんだけど、最初に何千円かスペース代として払わせるってシステムで、
「前払いさせるトコはやめた方がいい」と知人に聞いてたし。数千ってのは多いですよ、ほかと比べたら。



 そんなこんなで。

 これは、かーなり前の話ですが、いまだに参加したハズのCMペーパーは送られてこないし。
 いろいろお世話になるし・・・と思って、そのサークルさんのグッズの通販も申し込んだんだけど、それも届かないし。
 まあ郵便事故ってコトにしとくか、と自分で納得してたんですが、やっぱこれってサギられてる??(笑)。



 しつこいよーですが、これは私の方からのみ見た話なので、そこは含んでくださいませ。
 向こうには向こうのいい分もあると思いますし。

 つーか、個人的にはコレどーなってんだか知りたい・・・。
今さら、サギでもいーよそれはもうどうでも。

(とか思ってたら、先日(2001年10月)に手にした某印刷所のパンフの投稿欄でも、ここの話出てました・・・。被害広いなぁ・・・。その人が受け取った手紙の内容が私とまるきり一緒なんで、同じサギサークルだと思います。まあ、その人のが几帳面というか(笑)、きちんと手紙何度も出したり為替を調べたりしてるんだけどね。なんか、為替は換金してるのに受け取った覚えがないとか言ってるらしく、さらに深刻・・・・・)



 私は自分のだした郵便物に関してはズボラなので (あっ、いただいたお手紙はメチャクチャちゃんとしてますよー!!マジで!!!←ファイルにしてます)。
 半券もって郵便局行ったり、問い合わせの手紙を書いたり、とかがメンドウでそのままにしてるコトが多いです。
 そこまでしなくてもいっか、まあサギられててもいーや、って感覚ですね。
小額なのでそう思うんでしょうが。


 もしこれを読んで、
「あっ私のサークルのこと?」とか思い当たったら連絡欲しいかも。ってムリか。




 『同人やってるヒトは、同じシュミだし、みんな仲間!!』、なんて思ってると、痛い目みるぞっていうのがまとめでしょうかね。どーでもいい話ですが、↑なこと本気で思ってるヒトは別な意味で困ったサンもいるわけですが。

 世の中、クソムカつく良心のねーヤツもいるってことですよね。

 疑ってかかれってのも悲しいですが、自分的に高額の時、そして相手が信じられない時 (初めて手紙のやりとりをするヒト、とか・・・)は、きちんと慎重にいくのがいいと思います。

 当たり前だけど、ちゃんとしてるヒトのが多いのに、一部こーゆうヤツがいるせいで、悩んだりムカついたり、二の足踏んだりしちゃうわけで。
 やんなりますね。


 よく、『手紙のカンジで分かる』っていうヒトもいるけど、それはあてになんないと思うよー。
 たとえば、もし私が委託でサギるんだったら、みんなが申し込みたくなる条件にして、いかにも健全で安心v、な案内書作るもん。

 狡猾なヤツだったら、ハナからサギる気なのに、
「わたしはサギは絶対しません!!」ってコトくらい案内書に書くと思うしな。

 同人界は低年齢化してるので、純真な若いお譲さんなんかがターゲットにされやすいそーな。
 楽しい通販、楽しい同人生活のためにも、必要な知識は早めにモノにしてくださいませ。
 って、私も全然くわしくないんだけど(汗)。





 [蛇足]

 やっぱ、最終的には良心と責任感、だよねー。
どのくらい真剣に同人活動してるかってのもあると思うけど。

 以前、参加しようと思ってたイベント(個人サークルさんが開催するもの)があったんですが、サークル数が集まらなくて中止になっちゃったんです。
 その開催サークルさんから、丁寧なおわびの手紙と、参加申し込みをしてたサークルのカットをコピーした簡易パンフが送られてきて。
 その時は、めちゃくちゃエライと思いました。
残念ながら中止になっちゃったけど、責任もって最後までやってくれたってのが(だってバリバリ赤字だろーし)嬉しくてv。

 


 読んで下さった方ありがとうございましたーv。
未熟なクセにえらそうな文章でスミマセンです(汗)。

By.伊田くると



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2001年8月9日
10月改訂